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シンプルマナー生活
今の私達のくらしは形式にとらわれず、自由です。
でも、その自由さがかえって不自由さを感じてしまいます。
「冠婚葬祭事典」で調べようとしても
時代の変化でずれもあります。
つい不安になって無難な「しきたり」に合わせてしまい
また現実の暮らしの感覚とずれたり。
で、最近図書館で手にした本。
「シンプルマナー生活」著者:辰巳渚氏。
当たり前のようで
あたり前でない自由の時代。
シンプルなマナー生活。
贈り物の常識
Q 数や量が少ないと相手に失礼?
A 家族の人数は少ないのに物や食べ物があふれている現代、
「少なすぎて失礼」よりも
「多すぎて困る」のほうが切実。
美味しいものを、心を込めて、ちょっとだけお届けする。
目安は相手が一回で食べきれる量。それが心配りです。
Q お中元・お歳暮はいつやめればいい?
A お中元、お歳暮はその年にお世話になった人に感謝を贈る事。
続けることに価値があるわけではない。
感謝の気持ちが薄れて「やめたいな」と思った時がやめどき。
贈られる相手にすれば届けばうれしいけど、
届かなくても「今年はこないな」で終わる話。
逆に両親や親しい友人など
心から今年もありがとうと感謝したい相手には楽しんで
お中元、お歳暮を贈り続けたい。
Q 結婚祝いに2万円はダメ?
A しきたりの知識が日常生活とずれていたら
知識を修正するべきです。
ぴんとこない「不吉な数字」などタブーでもなんでもない。
実質的には意味がないに等しい。
現代では、どんな場合でも4だけ気にすればいい。
「4個」はそれほどでもなく
「4万円」だけ気にすれば問題ないのである。
電話・メールの常識
Q ○○さんのアドレスを教えてといわれたら
A いくら親しくしてても本人の了解を得ずして
他人に教えないのがルールです。
いったんインターネット上に流れてしまうと
どんな使われ方をするか予想がつかない危険性があります。
友人関係に亀裂が入らないためにも守りたいですね。
あと、人のメールを転送しないのもルールです。
メールは文字の記録として残ってるぶん、
気軽に転送すると思わぬトラブルにもなりかねません。
この場合も承諾が必要。
社会生活の常識
人にぶつかったら必ず謝る。
歩行者の多い通路では自転車から降りる。
迷惑電話は話の途中でも切ってもよい。
など63項目.。
とても参考になります。
当たり前の事が文章にされると
改めて逆にどうでもよい事に気をとられてる気もします。
今、物があふれた時代、
断捨離という言葉や本が爆発的に売れました。
物や情報があふれた今の時代を少し
変えてすっきりしたい、って思う人も多いはず。
いらない常識も山ほどあります。
一度自分のなかで
本当に大切なことをまとめてみるといいかもしれません。
たとえば。
深夜のメールの返答は朝にするなど。
暮らしのマナーやルール。
ほとんどのことは私達はわかっていること。
本当の意味で自分の暮らしを豊かに
楽しく温かいものにしたいですね。
2013.06.05