ライフホーム社長 塚田和雄のブログです。
ライフホームこだわりの健康住宅に関する情報など家作りの話題をお届けします。
最近、お施主様との家造りのお話の中で最終的に話題になることは、冬の暖房の問題です。暖房のシステムを電気にするかガスにするかです、そこで選択のポイントになることは、ご家族の住まい方です。昼間家にご家族がおいでになるか、おいでにならないかにより選択肢が変わると感じます。電気の場合は殆どのお施主様は蓄熱式暖房を選択されます、蓄熱式は深夜電力のお得な料金を利用し夜11時から翌朝7時までの時間帯に蓄熱して昼間放熱し暖房を行ないますが、問題は夕方から深夜電力の始まる11時のゴールデンタイムに蓄熱が冷えてしまい寒くなってしまうことです。その場合には補助的な暖房が必要となります。蓄熱暖房はすぐに暖かくなりませんからその点を考慮して暖房計画を考えなければなりません。またガスは立上りが早いですから、必要な時に利用すれば良いとゆう利点はありますが電気と比較してランニングコストがかかります。この二つの点を考慮し住まい方によりどちらが良いか選択することが大切だと思います。
イニシャルコストは電気設備が高く、ガス設備が安いですが、ランニングコストを含めて12年間で試算しますと若干ガスの方がお安くなります。
どちらを選択するかは家の断熱・気密性能により大きく左右されます。まずどちらを選択するかの前に家造りの構造の検討と現在義務づけになっております24時間計画換気システムの検討をした上で暖房計画を考えることが大切です。換気計画も単に空気を入れ替えるのでは無く空気の環境をどう効率良くするかにより、暖房計画に左右されることを確認する必要があります。
電気・ガスそれぞれの利点と欠点そして住まい方・コストを考えて家造りをしましょう。
2008.11.07