ライフホーム社長 塚田和雄のブログです。
ライフホームこだわりの健康住宅に関する情報など家作りの話題をお届けします。
お施主様の現場打合せが続きました。毎日のことですがお引渡しの前に確実な施工をしてお施主様に喜んで頂くことが、 私にとって最大の喜びです、時間を掛けて確実な家を造ることは、何十年もお施主様ご家族が安心して住まわれる為には絶対条件です。
この数日は施工上の細部に渡る打合せ・デザイン的な打合せ・光りと風の打合せ・ピアノルームの音響の打合せ・ オール電化の打合せ特に信州の冬は寒いですから、電気を利用しての様々な暖房システムの打合せを行ないました。 お施主様は真剣に家造りを考え、研究しております、予算の中で最良の方法を提案させて頂き、施工させて頂きました。
最近他のメーカーさんの施工状況について職人より驚く内容の情報がはいりました。とても大切な家が簡単にまた、 利益のみを追求した手法により家造りされているということです。内容は基礎工事において、 単価引き下げと短期工事を目的として普通考えられない施工をしている為、基礎と土台との不一致が2cm以上発生している・ 40坪の家の大工工事を1ヶ月かけずに造っているこの場合4人から5人の大工を入れて競わせる・ 外壁を張ったら建物が変形していて外壁が納まらないとか、職人が足場の上で小便をしたとか、現場がゴミだらけで、 床下や壁の中を掃除もしないで仕上ているとか、他にもいっぱい情報が流れてきます。一番驚いたのは、年間のノルマが足りない為、 1週間で家1棟を完成したとゆう内容も聞きました。
家造りを何と考えているのかと、同じ業界にいる人間としてとても悲しく感じます。家はそこに住む人の魂が宿ります、 あたかもプラモデルを造るがごとく家造りを考えている人達に対し、怒りを覚えます。
家は工務店とお施主様と職人が一体となって一つ一つ時間を掛け造って行くものです。
家造りを真剣に考え、こだわりを持って、家族の健康と安らぎの安心な家を造るお施主様は良い家が造れます、家を単純な物と考え、 目先のイメージや価格につられて簡単に家造りをする人は後で後悔し、そのことが子供さんや孫の代まで影響します。
家造りとは自分の目的としている家を真剣に取り組んで家造りをする業者とその職人に依頼することが大切です。
今、家造りを考えている方はモデルハウスや完成現場を見るだけでなく、 施工中の現場の状況を見ることによりその会社の家造りの本質を見抜くことこそ一番大切なことです。
宣伝やイメージ・ブランド名にごまかされず、その業者の営業担当の施工知識や現場監督の施工知識・ 職人の技術力を考察することをお勧めします。
心無い業者に騙され、家造りをされている人を見ると、それもその人の人生かなと思いますが、悲しくも思います。
良い業者や職人はいっぱいいます、良い縁を作り、すばらしい家造りをされることをお祈りする今日この頃です。
2007.10.08