最近、お施主様との家造りのお話の中で最終的に話題になることは、冬の暖房の問題です。暖房のシステムを電気にするかガスにするかです、そこで選択のポイントになることは、ご家族の住まい方です。昼間家にご家族がおいでになるか、おいでにならないかにより選択肢が変わると感じます。電気の場合は殆どのお施主様は蓄熱式暖房を選択されます、蓄熱式は深夜電力のお得な料金を利用し夜11時から翌朝7時までの時間帯に蓄熱して昼間放熱し暖房を行ないますが、問題は夕方から深夜電力の始まる11時のゴールデンタイムに蓄熱が冷えてしまい寒くなってしまうことです。その場合には補助的な暖房が必要となります。蓄熱暖房はすぐに暖かくなりませんからその点を考慮して暖房計画を考えなければなりません。またガスは立上りが早いですから、必要な時に利用すれば良いとゆう利点はありますが電気と比較してランニングコストがかかります。この二つの点を考慮し住まい方によりどちらが良いか選択することが大切だと思います。
イニシャルコストは電気設備が高く、ガス設備が安いですが、ランニングコストを含めて12年間で試算しますと若干ガスの方がお安くなります。
どちらを選択するかは家の断熱・気密性能により大きく左右されます。まずどちらを選択するかの前に家造りの構造の検討と現在義務づけになっております24時間計画換気システムの検討をした上で暖房計画を考えることが大切です。換気計画も単に空気を入れ替えるのでは無く空気の環境をどう効率良くするかにより、暖房計画に左右されることを確認する必要があります。
電気・ガスそれぞれの利点と欠点そして住まい方・コストを考えて家造りをしましょう。
2008.11.07
私のブログに貴重なご意見を頂き、誠にありがとうございました。先日の私のブログの中で家造りのポイント10項目を上げさせていただきましたが、それに<安全安心>を追加するようにご助言頂きました、まさしくその通りで、一番最初に大切な項目を落としてしまい反省しております。安全安心はあたりまえと考え常に家造りをしておりましたが、もっと注意すべきことでした。貴重なご意見を紹介させて頂きますと
【苦労して手に入れた我家が電気器具の劣化等による過熱や漏電で火災になったり、燃料の不完全燃焼で有害ガスが発生して病気や命を落とすなど、絶対にあってはならないことです。交通信号機が同じ考えをしています。もし信号機が故障したら全て赤信号になります、これは絶対に事故を起こさないことが原点です】まさしくその通りの貴重なご意見でした。家は家族を守り、生活の基盤として永遠に安全安心な家でなければなりません。近年はオール電化住宅があたりまえになってまいりました。電気は大変便利です、しかしその反面電気火災も増加していることは確かです、業者の施工ミスやお客様の不注意による火災が発生しております。安心安全な家にする為施工には十分注意していきたいと考えます、私の家造りは火に強い家を造っております、外からの火災は当然ですが室内からの火災に対して特に壁の仕上材に注意しております。一般的にはビニールクロスを使用しますので火災時には有毒ガスが発生しそのガスで人が意識不明になり災難となります、私はビニールクロスを使用しておりません、防火認定を受けた塗り壁材を使用しております。これは安全安心ではないでしょうか。今回貴重な意見を頂き大変感謝しております。今後も貴重な意見を頂き、更に良い家造りに日々研鑽努力してまいります。
ほんとうにありがとうございました。
2008.11.05
お客様のこだわりの家造りに時間を費やしブログを書くことを忘れておりました。
ブログって何でしょう? 建築業者がブログを掲載する場合には一般的には自社と自分を売り込む内容が多い様です。私は家造りを考えている方に家造りで失敗しない様に知識の一つとして情報を発信し、より良い家造りのお手伝いができたならばと考えブログを掲載しております。
この2ケ月お施主様と家族の健康と幸せを考え家造りのお手伝いをしてまいりました、そのポイントはどうすれば良いのか、お施主様と色々相談してまとめてまいりました。(資金計画)(イニシヤルコスト)(ランニングコスト)(間取り)(デザイン)(風水)(健康)(断熱)(水周り設備)(収納)大きく10項目の内容について一緒に考えまとめてまいりました。 10項目の内一つでも欠けてしまえば家造りは出来ないとお施主様と感じました。家造りを提案する私達が10項目の内容について知識をもっと勉強することと、設計基準と現場の施工内容を熟知していなければお施主様が納得される家造りは出来ません。究極の家造りはカタログや仕様説明資料では無く、現場主義です、多くのお施主様が工事途中の現場で確認し一つ一つの部材がどの様な利点と欠点があるのか確認しながら家造りをすることが良いのかをご理解頂きました。家は一生に一度の高い買い物です、そして家族が幸せになるか不幸になるかは家造りの選択によって大きく左右されます。私は家に住む方の幸せを願って家造りを真剣に一生懸命努力しております。また明日からお施主様の家造りに日々研鑽努力してまいります。
2008.11.03