ライフホーム「社長日記」

家を造るにはまず保証内容の確認が必要!

27日28日二日間、安曇野市穂高において構造展示会を開催いたしました。

その時、来場されたお客様より瑕疵保証の件で真剣に質問されました。その時の質問に対する内容を説明しますと、 保証には建物のみの保証と建物と地盤が一体となった保証があります、当社の場合には建物と地盤と一体となった補償です、 検査保証機関は国土交通省認可の日本住宅保証検査機構(JIO)です、地盤検査から建物検査を4回実施し厳しい検査に合格したうえで、 お客様に瑕疵保証書が発行されます、第三者機関で有力大手企業が出資している保証会社ですから安心です。と説明させて頂きました。

大手ハウスメーカーは自社検査と自社保証です、全国展開している何々ホームでも建物保証しかありません、 地盤と建物と一体の保証は全国で20%にも満たないのが現状です、10年瑕疵保証が義務付けになっても建物保証含め全国平均で40% 前後しかありません、住宅メーカーを選択する場合には保証内容を確認することが、建築後のトラブル防止にはとても大切な事です。



オール電化住宅の展示会が好評でした。

土日、お施主様のご協力によりまして、松本市村井町において完成展示会を開催いたしました。家造りに真剣に考えておられます、 26組の皆様が来場され真剣に見学され、大変多くの質問をされました。

外観デザインは南欧風で2色で塗り分けたモダンデザイン、室内は純白に統一したベネチアンウエーブの落ち着いた雰囲気、 建具などの装飾はシンプル&シックな雰囲気が漂うショコラーデ色で仕上ました、床は無垢の楢と桜で張りわけ、 照明はアーバンテイストのデザインの器具を取り付けました。

建物の高さは3階建てと同様とし、リビングからの大きな吹き抜けと中2階に配置した、8畳のコンテナ収納、 など収納と使いやすさがとても好評でした。

皆さんが一番関心したことは、オール電化の内容で特に、暖房システムです、 このシステムは深夜電力を利用してコンクリート基礎全体を蓄熱層とし、家全体を暖める方法です。 夜11時から朝4時までの5時間で基礎の蓄熱層を作ることにより一日中暖かい環境が出来ます。ランニングコストも大変安く出来ます。 信州の冬は大変寒いですから、気密・断熱性が良く、基礎断熱が施工されているポットハウスならではの特性でこの環境を造ることが出来ます。

お施主さまも来場され大変満足されておりました。

二日間の展示会でしたが、内容の濃い展示会となり、場所を提供して頂いたお施主様には大変感謝しております。

ありがとうございました。



エコクロスも駄目なんですよね!

<p>昨日来店されたお客様が過敏症で大変困っておりました。</p>
<p>お客様は木曽方面から来られ、現在木曽において新築を建築中ですが、内装仕上げに大変苦労されておられました。</p>
<p>築70年の家を建替えておられるそうです、長年新建材の無い、自然の木と土壁の家に住んでおりましたから、
現在の新建材で建てた家に行くと、体調が悪くなるみたいで、木は檜、ドア、床材は無垢の木、壁は漆喰塗りにて建築しているようです、
ただ塗り壁すべてを漆喰にすると予算が足りなくなってしまうため、他の壁材を検討しているみたいです、業者からはビニールクロスでは無く、
エコクロスを薦められ、見本を頂いたところ、その臭いで気分が悪くなり、エコクロスでも駄目と困ってしまい、
松本にある様々な展示場を見に行ったところ、どこの展示場も玄関へ入った瞬間に臭いが臭く入れなかったようです。
お客様はこんな空気の悪い展示場によくいられると、ビックリしたようです。何処の展示場も駄目とあきらめ、帰る途中、
当社の前で塗り壁の家の看板を見て、入ってこられました。</p>
<p>当社の展示場へ入って、空気の清々しさにビックリし、塗り壁の特性を熱心に聴いておりました。健康塗り壁の良さと価格の安さに是非、
塗って欲しいと依頼されました。お客様は現在他の工務店で建設しているので、
塗り壁だけお願いしたいというのは無理ですかと心配されましたが、下地材のままで建物を引き渡し受けたら、ご連絡下さいと話しました。
</p>
<p>木曽の空気の良い地域に住んでおられ、建てた家の中が外の空気より汚染された環境の中で住まわれ、
不健康になることは大変不幸な事です、頼まれた時一瞬、私は断ろうかなと思いましたが、一生懸命な姿を見て、心が動かされ承諾しました。
</p>
<p>一人でも多くの人に健康で幸せな家に住んで頂く事が私の使命と考え、家造りをしておりますから、
これからもこのお客様の様に過敏症やアレルギー・アトピーで困っている方のお手伝いをして行きたいと考えます。</p>
<p>少子高齢化が進んでいる現在、こどもは大切な宝です、新建材の汚染された空気の中で健康な子供が育つわけがありません、
新築やリフォームされる方はそこを良く考えて家造りをされる事が重要ではないでしょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>                    

社員の結婚式に感動しました!

日曜日、設計担当の女性社員の結婚式に行ってまいりました。とても幸せそうで、ステキな夫婦の誕生です。

挙式・披露宴は長野市の善光寺大門の歴史ある藤屋本陣にて行なわれました。この藤屋本陣さんは歴史が古く、江戸・明治・大正・昭和・ 平成と続く伝統ある場所です。日本建築と西洋建築とが融合された、とてもすばらしい建物でした。 華麗と意匠が感嘆を誘うオールデコの様式美と一歩館内に入れば数寄屋造りと大正ロマンティズムがクラシカルな趣の空間が広がり、 四季を伝える日本庭園が心を癒します。歴史的有名人の初代首相伊藤博文や学者の福沢諭吉をはじめ様々な著名人を魅了し愛したようです。 加賀百万石大納言卿のご本陣として真髄を極めたおもてなしの心や名実ともに継承されてきた格式は不変のように維持されておりました。

驚いたことは挙式会場です。ウエディングセレモニースペースやコンサートに使用されている音楽堂の建物が、なんと世界の巨匠フランク・ ロイド・ライトのモダニズムがだだよい、木と石で幾何学的に構成された空間の演出により建築されておりました。 また披露宴会場もライドの思想が反映され、落ち着いた、高級感のあるスペースとして造られておりました。

私たちが現在取り組んでいる、フランク・ロイド・ライト財団の設計ライセンスの家、 オーガニックハウスは歴史を越えて感性の高い人々に愛されていることが良く理解できました。 自分達が取り組んでいることをより多くの皆さんに知って頂くことが、家造りを考えている方々への情報提供としての責務と痛感いたしました。

結婚した二人は共に建築にたずさわっております、その二人が挙式に選んだ藤屋本陣さんは二人の門出にふさわしい場所だなと感じました。

お二人の幸をお祈りする今日この頃です。



オール電化住宅とは!

最近、お客様の要望としてオール電化住宅が増えております。キッチンはIH、給湯はエコ給湯、太陽光発電などです。しかし、 暖房についてはどうでしょうか?、オール電化ですよと各メーカーや工務店がPRしても暖房計画についてどこまで電化になっているか疑問です、 殆どが灯油暖房かガス暖房がほとんどです。建設時の予算が多額にかけられれば当然電気での暖房も出来るでしょう、 蓄熱式暖房システムやヒートポンプ方式の暖房またエアコンでの暖房等色々な選択肢はあります。 しかしどんな住宅でも同じシステムが使用出来ると考えたら大間違いです。

大切なことはその家の基礎の構造、断熱の施工、気密の施工が良くなければ、無駄な投資となってしまいます。信州は特に冬は寒く、 東北地方と同一の気象環境ですから、住宅の性能が必要とされる地域です。

信州の気候風土に適合した性能ある住宅にすることにより、建設時での予算を抑えて、オール電化にすることが可能です。 業者の間違った説明を信じて家造りをし後でランニングコストのかかる家を造らないことが大切です。

ローコストの住宅を造れば後で維持費が沢山かかることになりますから十分注意して下さい。

地球温暖化対策などで国としては、電気とガスを推奨しております、化石燃料は埋蔵量40年と言われております。 新築して50年使用すると考えた場合、残り10年で化石燃料がなくなりますから、その時点で建替えか、 莫大な費用をかけてリフォームをしなければなりません、これからの家造りは将来の地球環境を考え、 子供さんや孫の代に負担をかけない家造りが必要です。

今、家を考えている方は30台前半の方が多いです、人生85年とすると老後になって、大切な家に負担がかからない家造りをしましょう。

 

 



ご無沙汰しました。

お施主様の現場打合せが続きました。毎日のことですがお引渡しの前に確実な施工をしてお施主様に喜んで頂くことが、 私にとって最大の喜びです、時間を掛けて確実な家を造ることは、何十年もお施主様ご家族が安心して住まわれる為には絶対条件です。

この数日は施工上の細部に渡る打合せ・デザイン的な打合せ・光りと風の打合せ・ピアノルームの音響の打合せ・ オール電化の打合せ特に信州の冬は寒いですから、電気を利用しての様々な暖房システムの打合せを行ないました。 お施主様は真剣に家造りを考え、研究しております、予算の中で最良の方法を提案させて頂き、施工させて頂きました。

最近他のメーカーさんの施工状況について職人より驚く内容の情報がはいりました。とても大切な家が簡単にまた、 利益のみを追求した手法により家造りされているということです。内容は基礎工事において、 単価引き下げと短期工事を目的として普通考えられない施工をしている為、基礎と土台との不一致が2cm以上発生している・ 40坪の家の大工工事を1ヶ月かけずに造っているこの場合4人から5人の大工を入れて競わせる・ 外壁を張ったら建物が変形していて外壁が納まらないとか、職人が足場の上で小便をしたとか、現場がゴミだらけで、 床下や壁の中を掃除もしないで仕上ているとか、他にもいっぱい情報が流れてきます。一番驚いたのは、年間のノルマが足りない為、 1週間で家1棟を完成したとゆう内容も聞きました。 

家造りを何と考えているのかと、同じ業界にいる人間としてとても悲しく感じます。家はそこに住む人の魂が宿ります、 あたかもプラモデルを造るがごとく家造りを考えている人達に対し、怒りを覚えます。

家は工務店とお施主様と職人が一体となって一つ一つ時間を掛け造って行くものです。

家造りを真剣に考え、こだわりを持って、家族の健康と安らぎの安心な家を造るお施主様は良い家が造れます、家を単純な物と考え、 目先のイメージや価格につられて簡単に家造りをする人は後で後悔し、そのことが子供さんや孫の代まで影響します。

家造りとは自分の目的としている家を真剣に取り組んで家造りをする業者とその職人に依頼することが大切です。

今、家造りを考えている方はモデルハウスや完成現場を見るだけでなく、 施工中の現場の状況を見ることによりその会社の家造りの本質を見抜くことこそ一番大切なことです。

宣伝やイメージ・ブランド名にごまかされず、その業者の営業担当の施工知識や現場監督の施工知識・ 職人の技術力を考察することをお勧めします。

心無い業者に騙され、家造りをされている人を見ると、それもその人の人生かなと思いますが、悲しくも思います。

良い業者や職人はいっぱいいます、良い縁を作り、すばらしい家造りをされることをお祈りする今日この頃です。